TOP » BLOG » 【沖縄不動産】住宅購入時にかかる諸費用のお話し(その1:仲介手数料編)
更新日時: 2022.2.21
こんにちは!VILLAエージェントのSakiです。
近年、働き方が著しく変化していき、フリーランスの方、オンラインで事業を行なっている方、コロナ対策で現在はほぼリモートワークになって、出社するのは月に数える程度・・・なんて方も増えてきましたよね。
それに伴い、住まいについての考え方も変化しています。
「今の仕事は続けたまま沖縄に移住したい」
「沖縄でセカンドハウスを購入したい」
といったお問い合わせを受けることも増えてきました!
今まで賃貸や、ご家族の家にお住まいだった方にとっては、住宅購入はすべてが初めてのこと。多くの方にとって、人生最大の買い物になるBigイベントです。
どんな家に住むのか、物件自体を選ぶことも大事ですが、それと同じくらい、資金計画は大事。というか、資金計画あってこその住宅購入なので、むしろ大前提と言えるでしょう!
今日は、物件の価格以外にどういったお金が必要になるのか、支払いのタイミングについても分かりやすくご説明させていただきたいと思います。
参考になったら、いいねやコメント宜しくお願い致します^^
物件を購入する際、間に不動産会社が入って仲介する場合には、仲介手数料が必要となります。
仲介手数料がいる場合と、いらない場合の違い
例えば、新築戸建てや新築分譲マンションなどの場合は、宅建業免許を持つ不動産会社が売主だったり、代理店が販売を行うため仲介手数料は買主側にはかかりません。不動産のポータルサイトでは、取引態様(形態)の欄に「売主」や、「代理」といった風に書かれています。いわゆる「売主物件」というものです。
この場合、仲介手数料はかかりませんが、多くの場合、取り扱っている物件は自社の売主物件のみですので、選択肢が狭まります。選択肢を広げるには、自分で情報を集めなければいけません。
頑張ってたくさんの選択肢の中から物件をピックアップし、それぞれの物件ごとに不動産会社と連絡をとり、良し悪しの判断、購入決定までのプロセスは基本的に買主が自力で行うこととなります。
時間も労力も、それなりにかかりますね!
あと、新築マンションや戸建ての販売には、もちろん広告費や人件費など諸々諸経費がかかっていますので、仲介手数料という形ではなくても、それを回収するための費用は物件価格にコミコミになっておりますので、お忘れなく笑
一方で、中古マンション、中古戸建て、土地の売買は個人のお客様が所有しているものを購入することが多く、ご自身で販売しないことがほとんどなので、この場合は仲介手数料が発生します。
(余談になりますが、一応法律上は個人のお客様間での売買は可能です。が、全て自己責任で、かなりリスクがあり、実際トラブルも多いです)
仲介会社が間に入る場合は、売買代金にくわえてのコストは発生しますが、たくさんの仲介物件の中から、仲介会社がいくつか物件をリストアップして提案したり、それぞれの物件の良し悪しをプロ目線からもアドバイスできること、購入までの全体的な流れをサポートする役割も担いますので、コンサルタンティングや、プロジェクトのマネージャーのようなものだとも思っていただいていいと思います。
さて、仲介手数料がいる時いらない時がわかったところで、手数料がどれくらいかかるのかをお話します。
仲介手数料は、法律でその金額の「上限」が定められています。
税込の売買価格の3%+6万円です
「パーセンテージが決められているのはわかったけど、この6万円って何?」って思われた方がいるかもしれません。
法律上定められているパーセンテージは、厳密には以下の通りで計算されます。
取引額200万円以下の部分:取引額の5%以内
取引額200万円を超え400万円以下の部分:取引額の4%以内
取引額400万円を超える部分:取引額の3%以内
これをサクッと計算できるようにしたのが、物件価格の3%+6万円という計算式なのです〜
(お時間ある方は計算してみてください。どちらの計算でも同じ金額になります)
なので、物件売買価格(税込)が以下の場合はこのような手数料になります。
200万円以下の物件 → 売買価格の5%
200万超~400万円の物件 → 売買価格の4%+2万円
400万円超の物件 → 売買価格の3%+6万円
住宅購入では、ほとんどの場合400万円を超えてくるかと思います。あと、仲介手数料にも消費税が加算されますので、実際必要なのは、
物件価格 ✖︎(3%+6万円)✖︎ 消費税率
って覚えてくださいね^^
金額がわかったところで、次はお支払いのタイミングです!
契約、引き渡しの流れにも関連してきますが、一般的には売買契約締結時に半額、残りの半額は物件の引き渡し時に、という流れです。
契約から引き渡しまでは、だいたい1ヶ月程度です。
売買契約時に必要なその他の費用
フルローンではなく、頭金を入れる場合には、売買契約締結時に売主さんに物件価格の一部のお支払いもあります。
ローンで住宅購入される方は、契約時にはローンの契約が完了していないので、「ローン特約」という特約事項を売買契約書に入れて購入します。
ローン不履行、つまり、ローンを金融機関借りられなくなってしまった場合には、契約を無効にするというものですね。これがないと買主さんは不安ですよね!どういった場合に解除になるのか、その条件(金額等)なども契約書でしっかり確認するようにしてください。ローンを契約する時のことも後々ブログにて書いていきたいと思います!
まとめます!今日の要点は2つだけ。
① 不動産会社に払う仲介手数料は、売買価格の3%+6%(+消費税)
② 仲介手数料の支払いタイミングは、契約時に半分、引き渡し時に半分
諸費用には、これ以外に不動産登記の移転費用だったり、登録免許税、火災保険などもかかわってきます。
引き続き、住宅購入時にかかる諸費用のお話し(その2)をお楽しみに!
Written by Saki
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田口 紗希 Saki Taguch
沖縄本島に住む「宅建士プロダイバー」
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